セラミックの歯の寿命が短くなる原因とは?
投稿日:2025年4月11日
カテゴリ:スタッフブログ
セラミックの歯の寿命が短くなる原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
自由診療のセラミック治療は、天然歯のような自然な見た目を再現できるだけでなく、長期維持も期待できるため、選択される方が増えています。セラミックの歯の寿命は生活習慣やケアの状態によって個人差はありますが、約10~15年程度が平均となります。
しかし、口腔内の状態が悪かったり、ケアがきちんとできていなかったりする場合は、寿命が短くなる可能性があるため、注意が必要です。
そこで今回のブログでは、セラミックの歯の寿命が短くなる原因についてお話したいと思います。
セラミックの歯の寿命を縮める主な原因は下記の通りです。
歯ぎしり・食いしばりの癖
歯ぎしりや食いしばりは、通常の咀嚼に比べて非常に強い力が歯や歯周組織にかかるため、セラミックのつめ物・かぶせ物に継続的に大きな負担がかかると、少しずつダメージが蓄積して欠けたり、割れたりする可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりは、睡眠時に起こることが多く、本人が気づかないうちに歯や歯周組織に負担がかかっていることがあるため、注意が必要です。
咬み合わせが悪い
口腔内環境は日々少しずつ変化します。歯周病の進行や加齢などによって歯茎が下がり、咬み合わせが悪くなると、部分的に過剰な負担がかかるようになり、セラミックのつめ物・かぶせ物が破損したり、脱離することがあります。
また、治療時に周囲の歯とセラミックのつめ物・かぶせ物の高さが合っていない場合も、咀嚼する度に過度な力がかかるため、破損するリスクが高くなります。
転倒・衝突などによる衝撃
事故やスポーツ時の転倒・衝突などによってセラミックに強い衝撃が加わると、破損したり、脱離する可能性があります。接触の多いスポーツをされる方は、マウスピースを着用するなどの対策をおすすめします。
硬いものを噛む
セラミックの歯は強度はありますが、瞬間的な衝撃には弱いため、ナッツや氷、飴などの硬いものをセラミックの歯で噛むと、割れたり、欠けたりする可能性があります。
口腔ケア・メンテナンス不足
セラミックの歯は表面がツルツルしており、汚れが付着しにくいため、保険適用の素材に比べて虫歯や歯周病になりにくいと言われています。だからといって、日々のケアやメンテナンスを怠ってしまうと、歯の周囲にプラークや食べかすが蓄積して、土台の歯が虫歯になる可能性もゼロではありません。
土台の歯が虫歯になってしまうと、再び治療を行い、セラミックも作り直す必要があるため、注意が必要です。
セラミックの歯を長持ちさせるためには、上記のことに注意する必要があります。口腔内に違和感を感じた際には、できるだけ早めに検査を受け、必要な処置を受けましょう。
不動前でセラミック治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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