歯茎から膿が出る原因とは?
投稿日:2025年4月15日
カテゴリ:スタッフブログ
歯茎から膿が出る原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯茎から膿が出ている場合は、口腔内で何かしらの問題が生じています。自覚症状がない場合であっても、そのまま放置すると、さらに症状が悪化する可能性が高いため注意が必要です。
そこで今回のブログでは、歯茎から膿が出る際に考えられる原因についてお話したいと思います。歯茎から膿が出る主な原因は下記の通りです。
歯周病の進行
歯周病は細菌によって歯周組織が炎症を起こす病気です。初期段階では、歯茎の腫れや出血などの症状ですが、重症化すると深くなった歯周ポケットの内部で炎症が起こり、膿が溜まるようになります。膿が出るまで症状が進行している場合は、炎症によって歯周組織が溶かされているため、歯の動揺が大きくなり、抜け落ちる可能性も高くなります。
根尖性歯周炎
虫歯の重症化によって神経が壊死すると、歯根の先端部分まで感染が拡がります。それにより、歯の神経や歯根先端部分で炎症が起こると、強い痛みを感じるとともに膿が溜まります。放置すると、周囲の歯周組織にも感染が進んで、さらに大きな問題に発展するため、早期の対応が重要となります。
歯根破折
歯根破折とは、歯根部分にひびが入ったり、折れたりする症状です。神経を抜いた歯は栄養が供給されなくなり、歯質が脆くなるため、強い力がかかると、歯根破折を起こしやすくなります。歯根破折が起こると、生じた隙間から細菌が侵入して歯の内部で炎症が起こるため、膿が溜まるようになります。
外傷
魚の骨や硬いものなどで歯茎を損傷した場合は、傷口から細菌が侵入することがあります。傷口から細菌が侵入して、炎症が起こった場合は歯茎に膿が溜まることがあります。睡眠不足などで免疫力が低下している場合は、小さな外傷であっても炎症が起こりやすくなるため、注意が必要です。
■ 他の記事を読む■