指しゃぶりが及ぼす悪影響とは?
投稿日:2025年8月12日
カテゴリ:スタッフブログ
指しゃぶりが及ぼす悪影響について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
指しゃぶりは赤ちゃんの頃は自然な行動のひとつですが、年齢を重ねても続けていると、歯並びや顎の発達に悪影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。
そこで今回のブログでは、指しゃぶりが及ぼす悪影響についてお話したいと思います。
子どもが指しゃぶりをする理由について
安心する
眠たい時をはじめ、慣れない環境下でストレスや不安を感じた際、心を落ち着けるために指をしゃぶります。
お口の感覚を育てるため
赤ちゃんは指しゃぶりによって、お口の中の感覚を学びます。
習慣化している(癖)
小さい頃から行っていた指しゃぶりが習慣や癖になっている。
指しゃぶりが歯並び・咬み合わせに及ぼす影響
出っ歯(上顎前突)になりやすい
指しゃぶりは上顎の前歯や顎に力がかかります。指しゃぶりを慢性的に続けることにより、上顎の前歯や顎が前方に押されるため、出っ歯(上顎前突)になりやすくなります。
開咬(かいこう)になる可能性がある
開咬とは、上下の前歯がきちんと咬み合わず、隙間ができる状態です。指しゃぶりによって、指が長時間前歯の間にあることにより、上下の歯の咬み合わせが悪くなり、食べ物を前歯で噛み切れない、発音が不明瞭になるなどの問題が生じることがあります。
顎が正常に発達しない
指しゃぶりによる圧力によって、上顎が前に出すぎたり、下顎の成長が抑えられたりなど、顎骨が正常に発達しない可能性があります。
発音障害・口呼吸など
開咬や口元の開きによって、「サ行」などの発音が不明瞭になったり、口呼吸の癖がついてしまうことがあります。口呼吸は口の中が乾燥しやすくなるため、唾液の自浄作用や殺菌作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
不動前で小児歯科なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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