セラミック治療後に歯が痛くなる原因とは?
投稿日:2025年6月27日
カテゴリ:スタッフブログ
セラミック治療後に歯が痛くなる原因について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
セラミック治療は、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた治療法として、多くの患者さまに選ばれています。しかし、治療を終えた直後や、数ヵ月経ってから何らかの違和感や痛みが生じるケースも少なくありません。
時間や費用をかけて治療したにもかかわらず、違和感や痛みが生じてしまうと、「きちんと治療できていないのかも?」と不安に感じる方もいると思います。
そこで今回のブログでは、セラミック治療後に感じる違和感や痛みの原因についてお話したいと思います。セラミック治療後に違和感や痛みを感じる場合は、下記のようなことが考えられます。
一時的に神経が過敏になっている
セラミック治療では、土台の歯に虫歯がある場合はそれらをきれいに取り除き、歯を削って形状を整えます。その際、歯を削るドリルの振動や熱の刺激によって、歯の神経が一時的に過敏になることがあります。歯の神経が過敏になっている場合は、治療から数日間は歯がしみたり、痛みを感じたりすることがあります。
多くの場合は時間の経過とともに自然に落ち着いていきます。ただし、痛みが強い、長引く、悪化するような場合には、神経の炎症が疑われることもあるため、できるだけ早めに歯科医院へご相談ください。
つめ物・かぶせ物の適合が悪い
装着したつめ物・かぶせ物が土台の歯としっかりフィットしていない場合は、つめ物・かぶせ物が周囲の歯や歯茎と接触することにより、痛みを感じることがあります。
虫歯の再発(2次カリエス)
セラミックは虫歯になりにくい素材ではありますが、口腔ケアを怠って汚れが蓄積したり、つめ物・かぶせ物が破損して隙間が生じたりすると、生じた隙間から細菌が侵入して虫歯が再発する可能性があります。歯の内部で虫歯が再発した場合は、違和感や痛みを感じることがあります。
つめ物・かぶせ物の破損・脱離
セラミックは強い衝撃に弱く、欠けたり割れたりしやすいという性質があります。気づかないうちに小さなヒビが入ったり、一部が欠けていたりすると、その部分から冷たいものがしみたり、痛みが出たりすることがあります。特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は注意が必要です。
知覚過敏
治療後しばらくしてから痛みを感じる場合、土台の歯が知覚過敏を起こしている可能性があります。加齢や歯周病で歯茎が下がると、象牙質が露出して冷たいものなどにしみやすくなります。痛みやしみる症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。
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