歯ぎしり・食いしばりで知覚過敏が生じる仕組みとは?|不動前の歯医者

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歯ぎしり・食いしばりで知覚過敏が生じる仕組みとは?

投稿日:2025年7月3日

カテゴリ:スタッフブログ

歯ぎしり・食いしばりで知覚過敏が生じる仕組みについて

歯ぎしり・食いしばりによって生じる知覚過敏の原因

不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、歯のすり減り、つめ物・かぶせ物の破損、起床時の顎の痛みなどの症状をはじめ、冷たい物を口にした際に歯がしみる「知覚過敏」を引き起こす可能性があります。

そこで今回のブログでは、歯ぎしりや食いしばりによって知覚過敏が生じる仕組みについてお話したいと思います。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、下記のようなメカニズムで知覚過敏が引き起こされます。

エナメル質が薄くなる

歯の表面には「エナメル質」という人体の中で1番硬い組織が存在し、歯を保護する役割を担っています。しかし、歯ぎしりや食いしばりによる力が継続的に加わることによって、エナメル質が少しずつ削られて薄くなると、その下にある象牙質がむき出しの状態になります。

象牙質は神経に近いため、冷たいものや熱いもの、甘いものなどの外からの刺激が神経に伝わりやすくなり、結果的に知覚過敏が起こってしまいます。

歯肉の退縮

歯ぎしりや食いしばりは、歯だけでなく歯肉にも大きな負担がかかります。過度な力が継続的に歯肉にかかると、少しずつ歯肉が退縮して歯根部分が露出します。歯根部分の表面にはエナメル質がなく、象牙質だけで形成されており、飲食物の温度や外部からの刺激が神経に伝わりやすくなるため、知覚過敏が生じてしまいます。

歯面のひびや欠け

歯ぎしりや食いしばりによる過度な力が長期間にわたって歯にかかると、歯面に目では見えないほど小さなひびが入ってしまうことがあります。歯面にひびや欠けが生じた場合は、歯の内部にある象牙質や神経に外部の刺激が伝わりやすくなるため、知覚過敏の症状を引き起こすことがあります。

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