虫歯リスクの高い子どもの共通点とは?
投稿日:2025年7月14日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯リスクの高い子どもの共通点について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
「毎日きちんと歯磨きをしているのに、なぜうちの子は虫歯になってしまうんだろう?」そんな疑問を持たれる保護者の方は少なくありません。実は、虫歯になりやすい子どもにはいくつかの共通点があり、それらの多くは、日々の習慣や環境が影響しています。
そこで今回のブログでは、虫歯リスクの高い子どもの共通点についてお話したいと思います。虫歯になりやすい子どもには、以下のような要因が考えられます。
甘いものを頻繁に摂取する
甘いお菓子やジュースを日常的に摂取する習慣は、虫歯リスクと大きく関係しています。特に、間食の回数が多い、またはジュースなどを時間をかけて少しずつ飲むといった習慣は、口腔内が常に糖分にさらされた状態になります。
虫歯の原因となる細菌は、糖分を栄養にして酸を放出し、歯の表面を少しずつ溶かしていきます。この状態が長く続くと、唾液による洗浄や修復機能が追いつかず、虫歯のリスクが高まってしまいます。
甘い飲料で水分を補給している
スポーツドリンクやフルーツジュースなどの甘い飲料は糖分を多く含むため、水分補給として頻繁に摂取する習慣がある場合は、口腔内が虫歯になりやすい環境になります。
磨き残しが多い
小さな子どもは自分できちんと歯を磨くことができないため、親御さんが仕上げ磨きを行わない場合は、磨き残しが多くなり、虫歯のリスクが高まります。特に就寝前の歯磨きが適切にできていない場合は、睡眠中に唾液の分泌が減少するため、自浄作用が低下して虫歯が進行しやすくなります。
口で呼吸している
口で呼吸している場合は、口の中が乾燥しやすくなり、唾液の働きが低下します。唾液には、汚れを洗い流したり、虫歯菌の増殖を抑えたりするなどの重要な役割がありますが、乾燥によってその効果が弱まると、虫歯ができやすい状態になります。
アレルギー性鼻炎や扁桃腺肥大などの疾患が原因となっている場合もあるため、お子さまに口呼吸の癖が見られる場合は、医療機関へ相談してみましょう。
歯質や歯並びに問題がある
先天的な要因や歯の形態も虫歯リスクに影響します。歯のエナメル質が生まれつき薄い場合や、歯並びが悪く磨き残しが生じやすい場合は、虫歯になりやすいといえます。特に、歯の溝が深い、歯が密集して生えているといった状態では汚れが蓄積しやすいため、丁寧なブラッシングや適切なケアが重要となります。
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