妊娠中の虫歯を放置するリスクとは?|不動前の歯医者

歯を抜かない

極力再発しない・抜かない・削らない歯科治療

お問い合わせ・ご相談

抜歯に関するセカンドオピニオン受付中

03-6303-9356

東京都品川区西五反田3-9-14

妊娠中の虫歯を放置するリスクとは?

投稿日:2025年6月13日

カテゴリ:スタッフブログ

妊娠中の虫歯を放置するリスクについて

妊娠中の虫歯を放置するリスク

不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。

妊娠中は様々な要因によって虫歯リスクが高くなります。しかし、妊娠初期は胎児への影響を考慮し、お薬の服用やレントゲン撮影、麻酔注射などを控えていただく必要があるため、原則として虫歯治療を避けた方が良いとされています。

さらに、妊娠中は体調が変化しやすかったり、長時間同じ体勢を保つことが難しかったりと、治療自体が億劫に感じられることもあり、虫歯を放置してしまうことも少なくありません。

しかし、虫歯を放置すると様々なリスクがあるため、注意が必要です。そこで今回のブログでは、妊娠中に虫歯を放置するリスクについてお話したいと思います。妊娠中の虫歯を放置するリスクについては、下記のようなことが挙げられます。

虫歯が進行する

妊娠中はホルモンバランスや食生活の変化をはじめ、つわりの影響によって口腔ケアが疎かになるため、口腔内環境が悪化することで虫歯が進行しやすくなります。さらに、出産後は育児等で治療の時間を確保することが難しいため、放置した虫歯がさらに進行し、痛みや腫れを伴うことがあります。

栄養バランスが偏る

虫歯による歯の痛みは食事の内容にも影響します。冷たいものや硬いものを避けるようになり、柔らかい食品に偏ることで、食事量の減少や栄養の偏りが生じる可能性があります。妊娠中はカルシウム・鉄分・葉酸など、胎児の発育に必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。虫歯の影響で野菜や乳製品などの摂取量が減少すると、胎児の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

早産・低体重児出産のリスクが高くなる

妊娠中に虫歯が進行する場合は、口腔内が不衛生になっている可能性が高いです。この状態が続くと虫歯だけでなく、歯周病のリスクも高まります。歯周病菌が引き起こす炎症は、子宮収縮や胎盤機能に悪影響を及ぼし、早産や低体重児出産の原因になることがあります。

母子感染のリスクが高くなる

妊娠中に虫歯を放置すると、出産後の赤ちゃんに虫歯菌が感染するリスクが高まります。新生児の口腔内は無菌状態ですが、母親などの唾液を通じて虫歯菌が感染することがあります。母親の口腔内に虫歯菌が多いと感染リスクが高まるだけでなく、早期に感染した子どもは将来虫歯になりやすくなると考えられています。

妊娠中の虫歯の放置は症状の悪化だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも悪影響を及ぼすため、日頃から歯科検診、クリーニングを受け、虫歯の予防に努めましょう。

予防歯科・クリーニングぺージ>>