虫歯の治療にかかる費用の目安とは?
投稿日:2025年10月27日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯の治療にかかる費用の目安について

不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
虫歯治療にかかる費用は一律ではなく、初診料と虫歯の進行度に応じた治療費によって変動します。
軽度の虫歯であれば比較的安価に治療できますが、虫歯が進行している場合には神経の治療やかぶせ物が必要になり、費用も高くなります。
そこで今回のブログでは、進行度ごとの虫歯治療の内容と費用の目安についてご紹介します。
初診の場合
虫歯治療で初めて歯科医院を受診する際には、初診料が必要になります。
初診時には、虫歯や口腔内全体の状態を確認するために、基本的な検査やレントゲン撮影などが行われます。これらを含めた費用は、健康保険を3割負担で利用した場合、およそ3,000円〜4,000円程度が目安となります。
軽度の虫歯治療の場合
エナメル質に限局した軽度の虫歯であれば、歯を少しだけ削り、樹脂素材(コンポジットレジン)を詰めて固めるだけで治療が完了します。さらに、早期発見できた場合には、歯を削る必要がなく、歯のクリーニングやフッ素塗布のみで経過観察が可能なケースもあります。
こうした軽度の虫歯の治療費は、健康保険を利用した場合、およそ1,500円〜3,000円程度(3割負担)が目安となります。
中等度の虫歯治療の場合
虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで達すると、中等度の虫歯と診断されます。この段階では、初期の虫歯よりも削る範囲が大きくなるため、樹脂素材(コンポジットレジン)による簡単な修復では対応できない場合があります。
そのようなケースでは、歯型を取り、専用のつめ物(インレー)を作製して装着する必要があります。つめ物が完成するまでにおよそ1週間ほどかかり、治療のために最低2回の通院が必要となるのが一般的です。費用の目安については、健康保険を3割負担で利用した場合、およそ3,000円〜1万円程度となります。
重度の虫歯治療(神経の処置)の場合
虫歯が進行して歯の神経にまで到達すると、神経や血管が入っている歯の内部(根管)から感染した組織を取り除き、しっかりと洗浄・消毒した後に薬を詰める根管治療が必要となります。
根管治療は一度で完了することは少なく、感染の状態を確認しながら数回に分けて行うため、治療期間が長くなる傾向があります。費用については、保険診療を3割負担で受けた場合、およそ1万円〜2万円程度が目安となります。
抜歯が必要な虫歯の場合
虫歯を長期間放置してしまうと、歯の内部まで大きく破壊されるため、歯を残すことが困難になるケースがあります。その場合には根管治療ではなく、抜歯を選択することが一般的です。
費用は健康保険を3割負担で利用し、およそ3,000円〜7,000円程度が目安となります。
抜歯後に歯を失った部分をそのままにしておくと、咬み合わせのバランスが崩れたり、見た目に支障が出たりする可能性があります。そのため、多くの場合はブリッジ・入れ歯・インプラントといった方法で欠損部を補う治療が行われます。ブリッジや入れ歯は保険診療で対応できるため、比較的負担を抑えて治療することが可能です。ただし、使用できる材料や見た目の自然さには限界があり、審美性や耐久性を重視する方には不向きな場合もあります。
一方、インプラント治療は自費診療の扱いとなるため、費用は高額になります。しかし、噛む力や見た目の自然さに優れていることから、多くの患者さまにとって魅力的な選択肢のひとつとなっています。
不動前で虫歯治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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