歯科治療で麻酔注射が効きづらくなる状態とは?
投稿日:2023年4月26日
カテゴリ:スタッフブログ
歯科治療で麻酔注射が効きづらくなる状態について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
歯科治療について多くの方が気になることといえば「痛み」ではないでしょうか?実際、歯科治療の痛みが不安で治療を躊躇されている方もいるかもしれませんが、歯を削る際などに痛みを伴う場合は事前に麻酔注射を行うため、ほとんど痛みを感じることはありません。
しかし、状態によっては麻酔が効きづらいことがあるため、これまでの治療で辛い思いをされたという方もいるかもしれません。今回のブログでは、麻酔注射が効きづらくなる状態やできるだけ痛みを感じることなく治療を受けるための対策についてお話したいと思います。
麻酔注射が効きづらくなる状態
痛みを伴う場合は事前に局所麻酔を行ないますが、下記の状態では麻酔が効きづらくなることが稀にあります。
患部の炎症がひどい時
虫歯などを放置し、重症化すると患部の炎症が強くなるため、強い痛みを伴います。このように患部の炎症がひどくなっている場合は、麻酔注射の効果が効きづらくなってしまいます。
骨格がしっかりとした体格の良い方
麻酔の効きについては体質や体格的なことも関係します。特に骨格がしっかりとした体格の男性などは、麻酔液が浸透しづらいため、麻酔が効きづらくなる場合があります。
根尖病巣がある
虫歯が重症化したり、歯根先端部分が細菌に感染して根尖病巣ができている場合は、周囲の骨が硬化するため、麻酔液が浸透しづらくなり、麻酔の効きが悪くなってしまうことがあります。
下顎奥歯の周辺
下顎の骨は厚く、骨密度も高いです。奥歯周辺は特に骨がしっかりして、麻酔液が浸透しにくいため、麻酔が効きづらい傾向にあります。
できるだけ治療時の痛みを抑えるための対策について
違和感や痛みがある場合はすぐに検査・治療を受ける
虫歯や歯周病をはじめ、口腔内に違和感や痛みを感じた際はできるだけ早めに検査・治療を受けましょう。症状が悪化して患部の炎症が強くなると、麻酔が効きづらくなり、処置の際に痛みを伴う可能性が高くなります。
定期的に検診を受ける
治療時の痛みを抑えるためには、虫歯や歯周病にならないことが一番です。健康な状態を維持できれば、治療も必要ないため、痛みを感じることはありません。虫歯や歯周病は初期の自覚症状がほとんどないため、定期的に検診を受けることによって予防はもちろん、症状の悪化を防ぐことができます。
上記のように麻酔注射が効きづらくなることもあります。治療時の痛みを少しでも抑えるため、毎日のケアはもちろん、定期的に検診を受け、口腔内を健康な状態に保ちましょう。
不動前でクリーニング・定期検診なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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