ラバーダム防湿って何?|不動前の歯医者

歯を抜かない

極力再発しない・抜かない・削らない歯科治療

お問い合わせ・ご相談

抜歯に関するセカンドオピニオン受付中

03-6303-9356

東京都品川区西五反田3-9-14

ラバーダム防湿って何?

投稿日:2017年10月27日

カテゴリ:院長ブログ

ラバーダムって何ですか?と尋ねられる機会が何度かあったのでブログで紹介できればと思います。

ラバーダム防湿とはゴムのシートを歯の周りに被せることです。

・歯を削る時の水や使用薬剤が口の中に流れるのを防ぐ

・部分的に無菌的に近い環境で治療ができる

・機械、器具の誤飲・誤嚥防止

・処置する歯だけをシートから出すことで術野の明示ができる

・ほっぺたや唇などの粘膜が機械に触れて傷つくことの予防

・デンタルミラーの曇り防止

などの目的があります。

当院では主に根管治療の時に使用します。

神経をとった歯は将来的に根っこが感染し再治療になったり抜歯のリスクが出てきます。

根っこの感染を防ぐために根管治療をやるのですがその際、感染源が根管内に入らないように治療しなくてわなりません。

口の中は細菌だらけで唾液が一滴根管内に入るだけでも将来的に根っこが感染してくるリスクが出て来ると言われています。

なのでラバーダム防湿は根管治療後の歯が将来、根っこの感染を起こさないために使ってきます。

口を覆っちゃうので鼻呼吸ができない方などには適さない場合もあったりします。

 

 

この器具を使っていきます。

まずはシートに穴を開け歯に引っ掛けるクランプという金属の器具をつけます。

ラバーダムを掛ける予定の歯です。

フォーセップスという器具を使い歯にクランプをはめます。この場合締め付け感があるので麻酔が必要になる場合もあります。

シートがぐにゃぐにゃだと視野の確保ができないのでフレームを使ってピンっとシートを張ります。

歯とシートの間に隙間があるとそこから削る時の水や薬剤などがお口の中に入り込むおそれがあるので歯とシートの間を土手で塞ぎます。

2種類の薬剤を使い治療する歯とその周りを消毒します。

準備ができたら治療を開始します。

その場しのぎの治療ではなく将来的な歯の寿命を考慮した治療のためにラバーダム防湿を使用します。

 

これらの写真は全て、患者さんの了承を得て掲載しています。

トップへ戻る