インプラント周囲炎の予防法・治療法とは?
投稿日:2025年1月21日
カテゴリ:スタッフブログ
インプラント周囲炎の予防法・治療法について
不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。
インプラントを良い状態で長期的に維持するためには、インプラント周囲炎に注意する必要があります。インプラント周囲炎は、インプラントの歯周病と呼ばれる病気で症状が進行すると、インプラント周囲の歯茎や骨が溶かされ、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。
そこで今回のブログでは、インプラント周囲炎の予防法や治療法についてお話したいと思います。
インプラント周囲炎の予防方法
毎日の口腔ケアをきちんと行う
インプラント周囲炎を予防するためには、口腔内はもちろん、インプラント周辺を清潔に保つことが重要です。毎食後、就寝前の丁寧なブラッシングを心がけ、歯に付着したプラークや食べかすをきちんと取り除きましょう。
歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける
インプラント手術後は、歯科医院にて定期的にメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスを怠ると、セルフケアでは取り除けない汚れが蓄積します。また、咬み合わせ等の変化によってインプラントに過剰な力がかかるようになると、インプラント周囲炎のリスクが高くなるだけでなく、上部構造(人口歯)の破損や脱離を起こす可能性もあります。インプラントを良い状態で維持するためにも定期的にメンテナンスを受けましょう。
禁煙する
タバコには有害な物質が多く含まれており、血行が悪くなったり、汚れが蓄積しやすくなったりするため、インプラント周囲円のリスクを高めます。インプラントを良い状態で長きお使いいただくためには、インプ禁煙することが重要となります。
インプラント周囲炎の治療法
インプラント周囲炎になった場合は、歯周ポケット内を清潔にして症状を改善する「非外科的治療」と歯肉を切開して手術を行う「外科的治療」があります。症状の進行具合によって適切な治療方法を選択します。
非外科的治療(骨の吸収が軽度の場合)
インプラント周囲炎が軽度の場合は、非外科的治療を実施します。専用の器具を使用してスケーリング、ルートプレーニングというクリーニングを実施し、歯周ポケット内に付着した汚れや歯石を取り除き、症状の緩和・改善を目指します。また、適切な歯磨き方法やデンタルフロスの使用方法を指導し、セルフケアの質を向上し、インプラント周囲炎の再発リスクを軽減します。
外科的治療(骨の吸収が進行している場合)
インプラント周囲炎によって骨の吸収が進行している場合は、外科的治療を実施します。外科的治療では、当該部分の歯肉を切開して細菌に感染した部分の切除、歯周ポケット内を徹底的に清掃します。その後、骨の再生を促進する材料を使用し、吸収した骨の再生を行います。
不動前でインプラント治療なら不動前デンタルオフィスまでお気軽にご相談ください。
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