放置すると危険?気づきにくい大人の虫歯とは?|不動前の歯医者

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放置すると危険?気づきにくい大人の虫歯とは?

投稿日:2023年1月17日

カテゴリ:スタッフブログ

放置すると危険?気づきにくい大人の虫歯について

大人虫歯

不動前駅すぐの歯医者「不動前デンタルオフィス」の歯科衛生士です。

虫歯になると歯が黒くなったり、穴があいたり、痛みを感じたりなど、様々な自覚症状が現れます。しかし、中年以降の方に多い「大人の虫歯」は、痛みなどの自覚症状がほとんどなく進行するため、本人も気づかずに重症化しているというケースも少なくありません。

今回ブログでは、重症化しやすい大人の虫歯についてお話させていただきます。

子どもの虫歯と大人の虫歯に違いについて

虫歯は虫歯でも、子どもの虫歯と大人の虫歯には下記のような特徴の違いがあります。

【子どもの虫歯】

子どもや若年層の虫歯については、痛みや歯に穴があくなどの分かりやすい自覚症状を伴います。さらに、子どもや若年層は歯質が成熟していないため、虫歯への抵抗力が低く、進行スピードが早いことが特徴です。ケアもきちんとできないため、特に乳歯の奥歯や生え変わったばかりの永久歯は虫歯リスクが高くなります。

【大人の虫歯】

大人になると、永久歯も成熟して抵抗力が強くなるため、歯の溝部分から虫歯になることは減ります。しかし、虫歯リスク自体が軽減するというよりは、子供の虫歯とはなりやすい場所が変化したり、進行が遅く、痛みなどの自覚症状を感じづらい「慢性う蝕」が主流になります。

代表的な大人の虫歯については「二次カリエス(二次う蝕)」と「根面う蝕」が挙げられます。

【二次カリエス(二次う蝕)】

二次カリエス(二次う蝕)とは、一度治療した歯のつめ物・かぶせ物の隙間から虫歯菌が侵入し、虫歯が再発するというものです。神経を取り除いている歯については、痛みなどを感じないため、重症化しやすいという特徴があります。

【根面う蝕】

根面う蝕とは歯根部分の虫歯です。加齢や歯周病、強い噛み合わせなどによって歯茎が下がるため、根面う蝕のリスクが高くなります。通常、歯肉に覆われている歯根部分は象牙質で形成されているため、虫歯への抵抗力が低いことが特徴です。

大人の虫歯になりやすい人の特徴について

つめ物・かぶせ物が多い

過去に多くの虫歯治療を行い、お口の中につめ物・かぶせ物が多い方は2次カリエスのリスクが高くなります。

歯茎が下がっている

加齢や歯周病、強い噛み合わせや強いブラッシングによって歯茎が下がると、歯根部分が露出するため、根面う蝕のリスクが高くなります。

歯ぎしり・食いしばりをする

就寝時に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、歯や歯茎に大きな負担がかかります。そのため、歯に小さな亀裂が生じたり、歯茎が下がったりするため、虫歯リスクが高くなります。

お口の中が乾燥している

加齢によって唾液の分泌量が減少したり、喫煙、お薬の副作用などによってお口の中は乾燥しやすくなります。分泌量の減少や口腔内が乾燥してしまうと、唾液の自浄作用や殺菌効果が低下するため、虫歯リスクが高くなります。

間食が多い

間食が多い方は、お口の中が酸性に傾いている時間が長く、さらに汚れも蓄積しやすいため、虫歯になりやすくなります。

アルコールの摂取量が多い

アルコールには利尿作用があります。普段からお酒をよく飲まれる方は、体内の水分量が減少してお口の中が乾燥するため、虫歯リスクが高くなります。また、お酒を飲む方は酔っ払ったまま歯磨きをせずに眠ってしまうこともあるため、さらに虫歯リスクを高めてしまう可能性があります。

大人の虫歯は、上記のように気づかずに重症化しやすい特徴があります。日頃からきちんとセルフケアを行い、定期検診やクリーニングを受け、口腔内環境を良好に保ちましょう。

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